伊総選挙に向け首相と元首相が最後のテレビ討論、非難合戦を展開

イタリア総選挙を9日と10日に控え、ベルルスコーニ首相とライバルのロマノ・プロディ元首相が最後のテレビ討論に臨み、ぞれぞれ有権者を欺いているなどの非難合戦を展開した。
 両者とも決定打を欠いたが、ベルルスコーニ首相は現政権の業績を擁護するとともに、プロディ氏は極左の筆頭に立ち、国民から税を搾り取ろうとしていると非難した。
 一方プロディ氏は、首相は国庫を枯渇させ、教育制度を崩壊させてイタリアの評価を下げていると非難した。
 さらに、プロディ氏がベルルスコーニ首相を「街灯にすがりついている酔っぱらい」のようだと表現し、首相はプロディ氏を「使い用のある馬鹿者」と発言するなど、議論が白熱する場面もあった。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060404-00000455-reu-int