『攻殻機動隊S.A.C.SSS』に日産自動車が協力を発表

人気アニメーション『攻殻機動隊』の最新作『攻殻機動隊S.A.C. Solid State Society』に日産自動車のコンセプトカーが登場することが、8月4日、日産自動車 銀座ギャラリーで発表された。
作中に登場するコンセプトカーは「スポーツコンセプト」(劇中では主にトグサが運転)と、インフィニティ「クラーザ」の2車種。今回のコラボレーションについてイベントに登壇したプロダクションI.G石川光久社長は「お金とか契約とかから始まった話ではないので、うまく実現できた。今の日本では奇跡的なこと」とコメントし、両社のデザイナー、クリエイターの交流が実現したことをアピール。神山健二監督も「初めて買った車が日産のGTIR。ひと目ぼれでした」と日産とのコラボレーションが実現した嬉しさをにじませた。展示された「スポーツコンセプト」はライト部や、ワイパーの形状、コックピットスタイルなど近未来的なフォルムが特徴的で「地続き感のある未来」という『攻機』のコンセプトを良く現している。左ハンドル車、FF車(前輪駆動)ならではの動きや、発進-停止における車体の挙動など、とことんこだわったという。

攻殻機動隊S.A.C. Solid State Society』(2006年)105分という劇場クラスのスタイルとクォリティを擁する話題作。――素子が公安9課を去って2年。メンバーも増員され、素子に代わってトグサが率いる新生“公安9課”に次々と難事件が襲いかかる。敵は超ウィザード級ハッカー傀儡廻[くぐつまわし]」。捜査線上で再び邂逅するバトーと素子、しかし素子は「Solid Stateには近づくな」という謎の言葉を残して去ってしまう。「傀儡廻」は素子なのか? 「Solid State」とは? 事件の真相は…? 2006年9月1日より「スカパーパーフェクトチョイス160」にてPPV(ペイ・パービュー)先行放送の後、DVDが2006年11月24日にリリースされる(10,290円:税込/発売:バンダイビジュアル)。

当日、日本初公開となった新車「スポーツコンセプト」は、『〜Solid State Society』の予告編上映、資料展示とともに「攻殻機動隊S.A.C. meets NISSAN」として日産自動車 銀座ギャラリー(東京都中央区銀座5−8−1)にて一般公開される(2006年8月5日〜8月14日/10:00〜20:00)。

関連サイト:プロダクションI.G HP http://www.production-ig.co.jp
NISSAN GLOBAL HP http://www.nissan-global.com/