上原、パウエルを“分離ローテ”

 巨人がWエースを分離したローテーションで06年シーズンに臨む。31日の開幕・横浜戦(東京ドーム)では上原が球団史上初の7年連続開幕投手を務め、4月4日からのヤクルト3連戦(神宮)の初戦にはパウエルが先発する。

 昨年は球団ワーストの80敗。5連敗以上が5度もあり、大型連敗阻止がV奪回のカギとなる。キーマンは原監督が「別格」と評する上原とパウエル。それぞれ別々のカードに登板すれば、その力量から大型連敗は避けられる公算は大だ。指揮官は「2人の登板は離す?そうなるんじゃないか」とし、尾花投手総合コーチも「普通に考えたらそうなる」と“連敗知らずローテ”を示唆した。

 上原はこの日、東京ドームでランニングなど軽めの調整。「テンションが上がるのは試合の1時間前」と話し、パウエルは「登板日は家族が見に来ると思うので頑張る」と意気込んだ。

 開幕カードの横浜戦は上原に続いて高橋尚、グローバー。ヤクルト戦はパウエル、工藤、桑田の先発が予想されるが、あくまでWエースが軸となる。昨年のカード初戦の成績は22勝29敗1分。エース格の2人が初戦に先発することで数字は逆転し、同一カードの勝ち越しも容易になるはず。これこそが長いシーズンを優位に戦う方程式だ。

 ≪福田、開幕1軍に笑顔≫チームのルーキーで唯一開幕1軍ベンチ入りを果たした福田は「うれしいです」と笑顔を見せた。春季キャンプ途中で1軍に呼ばれ、好投で首脳陣にアピール。オープン戦では5試合6イニングで1失点(自責点0)と結果を残した。「でもまだスタートラインに立っただけ。これからです。1試合ずつ抑えていくだけ」とルーキーは気合をみなぎらせた。





上原浩治投手とパウエル投手もがんばってほしいんですが、俺的には工藤公康投手、桑田真澄投手にがんばってほしいです。特に、桑田投手には1年間ローテーションを守り抜いてほしいです。