武蔵VSシュルト ベガス対決


 K―1ワールドGPラスベガス大会(4月29日=日本時間30日)のカードが30日に発表され、今年初戦の武蔵(33)の相手が昨年のワールドGP王者セーム・シュルト(32)に決定した。「強い相手とやりたかった」とあって、02年4月の広島大会以来の対戦に気合十分だ。

 シュルトは5日のオークランド大会でアーツにK―1初黒星。「チャンスはある」と自信を深めた。顔面へのひざ蹴り禁止のラスベガス。今回は相手の攻撃をかわしてから攻めるのではなく、2メートル12の相手に「自分から仕掛けて懐に飛び込む」と新戦法に出る。

 例年は開幕戦直前に合流する元WBAスーパーミドル級王者のライルズ氏も既に呼び寄せ、ワールドGP戦線を占う一番に万全の態勢を敷いた。父方の祖母・房子さんが今月90歳で亡くなったが、悲しみは勝利でぬぐい去る。
http://www.sponichi.co.jp/battle/news/2006/03/31/01.html