「小沢代表」へ調整加速 菅氏、挙党態勢を優先

 民主党の新代表選びは3日、出馬を前向きに検討する考えを示した小沢一郎前副代表を軸に話し合いで決着する流れが強まった。羽田孜元首相、鳩山由紀夫幹事長、横路孝弘元副代表に近い各議員グループが相次ぎ小沢氏支持で一致。対抗馬に目される菅直人元代表は小沢氏と協力する形で挙党態勢実現を優先させる方針を言明した。小沢氏は一本化を目指し菅氏と正式な形で協議したい意向を示した。
 鳩山氏は羽田、菅、小沢各氏ら実力者を回り、挙党態勢の確立が必要との認識で一致した。
 小沢氏は鳩山氏との会談で、菅氏との候補者調整を念頭に「話し合いは民主政治の基本で、拒む風潮はおかしい。密室性を問われることが問題なので、そうならないようオープンにやりたい」と強調。鳩山氏も「必要なら仲介する」と述べた。http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060404-00000011-kyodo-pol