余剰牛乳、途上国へ輸出検討=「もったいない」と中川農水相

 中川昭一農水相は4日の閣議後記者会見で、牛乳の原料である生乳の供給過剰状態を解消するため、

開発途上国や被災国向けの緊急援助として輸出できないか検討する方針を明らかにした。
牛乳の消費は年々減少。3月には北海道のホクレン農業協同組合連合会が生乳1000トンの廃棄処分に踏み切る事態に発展している。
 中川農水相は「もったいない。世界中の飢餓で困っている人へ援助できないか財務、外務省と調整したい」と述べた。相手国や輸出量などをこれから検討する。生乳や牛乳の状態では輸送が困難な上、日持ちがしないため、脱脂粉乳にして輸出する可能性が大きい。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060404-00000053-jij-pol