桑田「ヤル気になってきた」2つの大記録咲かせる

 奇跡の先発ローテーション入りを果たした巨人・桑田が、目前に迫った2つの大記録達成に、ガ然張り切っている。

 桑田は7日の中日戦(ナゴヤドーム)での先発が濃厚。オープン戦で3試合に登板し、11イニング1失点、防御率0.82の好投で、先発ローテ6番手に滑り込んだ。
 そんな桑田が今年の目標に掲げているのが、あと25に迫った2000奪三振。「ボクは三振を取る投手ではないから。1試合1つでいいんだよ」とトボけるが、実は大きなこだわりがある。

 あと28勝の200勝は過去23人いるが、2000奪三振は過去17人しかいない。これには「じゃあボクで18人目か。ますますヤル気になってきたな」と桑田は背番号と同じ数字に強い思い入れを持っているのだ。

 また、ドラフト入団の投手では史上初となる200本安打もあと8本。今でも桑田は、野手に転向していれば「3割30本30盗塁のトリプル3を1回はやってたかな」と自信を持っているほど。「1年で10本打つのは大変なんだよ」と言いながら、89、94年には21安打を放っており、先発ローテで投げれば、簡単にクリアできる数字といえる。

 3日、桑田は「年寄りは早起きだから」と午前中に、オーナーを務め長男が所属する麻生ジャイアンツを指導。終了後にヤクルト対策のミーティングに出席し、自身の練習を行った。帰り際にはカメラマンのリクエストで、桜の木の下で撮影に応じる大サービス。

 もっとも桑田のヤクルト戦は、02年9月4日(大阪ドーム)で勝ったのを最後に3年間白星なしの7連敗中。神宮では01年9月22日を最後に勝っていない。写真通りに「桜咲く」となるだろうか…。
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