大不振の古田PM…調子上げるか自分が下がるか

 監督の代役は責任重大…。ヤクルトナインが“古田さんの代打に指名されたらどうしよう”とビクビクしている。
 ヤクルトは5日の巨人戦(神宮)も2−9で敗れ、開幕2連勝の後に3連敗。古田兼任監督(PM)は「(相手先発の工藤は)いい投球してたと思いますよ。(先発の松井は)初登板の緊張もあったと思います」と振り返り、あとは「えー、まー」とお得意の生返事を連発。テレビ中継でもベンチの険しい表情が何度も映されたように、早くもパニック寸前といった様子だった。

 しかもチーム以上にヒドイのが自分の打撃なのだから立場がない。この日も1点を返した後の二死一塁の場面で二ゴロ。2点目を入れた後の二死一、二塁のチャンスに遊ゴロと、追い上げムードに水を差す凡打を連発。3打席目も二飛に倒れ、17打数1安打、打率・059と打撃成績の最下位を爆走している。

 となると考えられるのが、古田PMが自分に代打を送ること。

 ある選手は「言われれば仕方ないから行くけどそりゃ、やりづらいよ」と困惑しきり。別の選手も「自分に代打を出すことはないでしょ。言われたら困りますよね」と複雑な表情を浮かべる。

 かつて巨人でも長嶋監督が晩年の原に吉村や岡崎、はたまた長嶋一茂を代打に送ったことがあったが、みんな余計な力が入ってしまい、結果を出せなかった。しかし、打撃の調子は自分が一番分かるのだから、チャンスで凡退を続ければ、さすがの古田PMも考えるはず。チームに迷惑をかけないためにも、早く打撃の調子を上げるか、ベンチに引っ込むかを決断するしかない。
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