スズキが35万台リコール=電気系統に不具合、火災12件

 スズキは6日、エンジン始動装置に欠陥があり、車両火災が発生する恐れがあるとして、「エブリイ」など3車種(1998年12月〜2000年11月製造、31万3199台)のリコール(回収・無償修理)を国土交通省に届け出た。
 また、「ワゴンR」など3車種(2000年11月〜05年12月製造、4万4775台)でアクセル操作が不能になる欠陥が見つかり、同社はこのリコールも届け出た。
 国交省によると、エブリイとキャリー、スクラムは、始動スイッチの構造に欠陥があるため、接点部に摩耗した金属粉が付着するケースがある。このため、キーを入れて回すと始動モーターが回り続け、接点から発火する恐れがある。
 この欠陥が原因で、04年10月から今年1月までに、ハンドル周辺が燃えるトラブルが静岡、愛知、京都、徳島など2府8県で12件発生。昨年11月には山口県本郷村(現岩国市)で全焼事故が起きた。
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