自転車にも「違反切符」 警察庁

 警察庁は六日、今後五年間に歩行中や自転車乗車中の交通事故死者数をそれぞれ二割減らし、七十歳以上の高齢運転者の死亡事故抑止を重点目標に据えた「交通安全対策推進プログラム」を策定した。
平成二十二年までに年間の交通事故死者を五千五百人以下に、死傷者を百万人以下にすることを掲げた政府の「第八次交通安全基本計画」の目標達成に向け、警察が取り組む課題をまとめた。近く全国の警察本部に通達で指示する。
 重点対策には、急増が目立つ自転車や歩行者の事故を食い止めるため、酒酔い、信号無視、無灯火など、自転車の交通違反取り締まり強化も盛り込んだ。
 自転車の場合、警察は、違反を見つけても注意や指導にとどめるケースが大半だったが、刑事処分の対象となる交通切符(赤切符)を積極的に適用。違反が確定すると前科となる。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060406-00000035-san-soci