巨人 イメージ捨てて天敵攻略

 幻影を捨て去れ!苦手左腕のヤクルト・石井一攻略へ、巨人・内田打撃コーチが「かつてのイメージを捨てること」を最大のテーマに掲げた。
 石井一はメジャー移籍前の01年までヤクルトに在籍し、巨人戦で通算16勝をマーク。高橋由が64打数13安打の打率・203、阿部が8打数ノーヒットと、特に左打者が封じられた。ヤクルト復帰に際し、ビデオで徹底分析した内田打撃コーチは「前回のイメージは完全に排除しないといけない。違う投手と思って対戦しないと」と強調した。

 「前は腕の振り、勢いで向かってきた。今は力投派というより軟投派。3種類ぐらいだった球種が5、6種類に増えている」。警戒感を強める一方で、かつて抑えられたイメージは不要との結論だ。高橋由は「今年はまだ見ていないから分からない」と話したが、4日の試合前ミーティングで最終チェックを行うことになる。

 古田ヤクルトと注目の3連戦。01年9月7日(東京ドーム)以来となる石井一との対戦で、幻影を取り除いた打線がどんな結果を出すか。新生原巨人の真価を問われる一戦となる。

 ≪2軍のナイター開催を検討≫2軍のナイター開催へ向け、川崎市ジャイアンツ球場に照明設備の導入を検討している。清武球団代表は「平日は(ファンが)昼には集まれない。夜だったら涼みがてら近所の人が来てくれるだろう」と話した。米マイナーには1万人近いファンを集める人気球団もあるだけに、同代表は「ファームもお客さんを入れる努力をしないと。将来的には独立採算制にしたい」との考えを示した。 http://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2006/04/04/05.html