武装性高いすり団の一員=逮捕の韓国人−西日暮里駅スプレー噴射・警視庁

 東京都荒川区西日暮里のJR西日暮里駅で、4人組の男が催涙スプレーを噴射した事件で、傷害などの現行犯で逮捕された韓国人の沈平根容疑者(38)は、日本で犯行を重ねる韓国人すり団のうち、武装性の高い「釜山グループ」のメンバーだったことが6日、警視庁捜査3課の調べで分かった。
 グループはこれまで、包丁などを振り回す事件を起こしており、同課は同容疑者を追及し、逃走した3人の行方を追うとともに、グループ壊滅を目指す。
 この事件で目や鼻の痛みを訴え、手当てを受けたのは27人に上った。うち、沈容疑者を取り押さえた警察官2人が1カ月の重症。
 調べでは、沈容疑者は2002年4月、大阪府警に窃盗などの疑いで逮捕され、懲役3年の実刑判決を受けた。昨年秋ごろ韓国に強制送還されており、「密入国した」と供述。送還後すぐに入国した可能性があり、同課は経緯を詳しく調べる。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060406-00000101-jij-soci